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2016年6月25日 (土)

ご近所に迷惑をかけないオーディオルーム製作記

音楽とオーディオが好きで、どうせ家を新築するなら、ほんのチョッと無理して出来るだけ

低予算のオーディオルームを作りませんか。録音スタジオを作るわけではありません。

能率の良いスピーカーを良質の真空管アンプでクラシックやジャズを聞く。

専門の業者ではなくて、普通の住宅建設業者で充分作業可能な範囲で考えました。

コンクリートを厚めに床に打設、内装仕上げは木材だけ、200Vのコンセントを室内に。

チョッと手を加えて、住宅業者のお仕着せ仕上げをやめて、好きな仕上げに変更、

響きの美しい部屋に仕上げましょう。

これがチョッと無理して、チョッと手を加えて、チョッと増額で作る部屋の計画です。

私の理想的オーディオルームは近所に住宅がなく林に囲まれ、床が頑丈な木造住宅、

壁は京壁、障子、ふすま、音はつつぬけ、これが私の理想郷です。

 

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  構  想  <新築オーディオルームに対する考え方>

1、出来るだけ低予算でオーディオルームを作る。

2、一切の科学的なデーターを無視して考えるが、縦、横、高さの比率には注意する。  

3、床はコンクリートで強固である事。

4、屋内の仕上げは木製とする。

5、電気のコンセントは多めに取り付け、なお200Vのコンセントも取り付ける。
  時節柄TVの端子、電話端子、LANケーブルもつける。

6、照明は通常のものでよい。換気扇は熱交換型とする。

7、窓は出来るだけ少なくして、2重窓とする。

8、出入り口の扉は、既製のものに手を加える。

9、残響時間は、後日自分好みに調整する。

   * * * * * * * * * * * * * * *

1、について 出来るだけ低予算でオーディオルームを作る。

新築住宅を購入するわけですから、通常の躯体工事や、
                 仕上げ工事はするので、そこを少々変更する。

録音スタジオではないので、完全防音の部屋とする必要はありません。

近隣の音が少々入るほうが、精神的に落ち着きます。

何の騒音もない部屋で、長時間居ることは私には耐えられそうにありません。

出来上がって、室内では隣の犬の鳴き声、自宅前を走る車の音、救急車の音など、

結構聞こえます。しかし音楽を聴くのに何の支障もありません。

それどころか室内の時計音がカチカチうるさいくらいです。

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大音量にして外をひと回りしてみても、音は漏れてはいるけれど何の曲か分からない程度。

また隣との間には2.5mとはいえ空気層があり、隣の壁があり、隣の室内ですから、実際

隣の部屋で聞いたわけではありませんが、多分重低音以外ほとんど聞こえないと思われます。

深夜は重低音を控る。自宅内の音漏れは家族に理解されるならば防音はしない、漏れさせる。

全然漏れないと部屋の中が音符であふれる?

ですから自宅内の別室に隣接する壁は防音工事をせず、通常の壁仕様にします。

それでも、隣の部屋に居ても、上の部屋に居てもそれほど気になりません。

低音、重低音重視の音楽を聴くことが多い人は、別に逃げ道を作りましょう。

天井を利用したり、床下を利用すれば解決できるでしょう。

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2、について 一切の科学的なデーターを無視する

オーディオルームについての資料はたくさんあります。しかし決定打はないように思います。

特に注意した条件は、部屋の縦横と、天井の高さです。

部屋の比率は3:4:5などの寸法比が良いようです。

天井は高ければ高いほど良いし、極端に高くてもOKでしょう。

しかし天井の高さには限度があります。高くするには床を掘り下げなくてはいけません。

この時重要なのが、床から立ち上がりの防水工事です。地面を掘り下げるわけです。

そのままでコンクリートを打設したら、遠からず地面からの水でかび臭くなり、

音楽を聞くどころではなくなるでしょう。コンクリートを打てば水を止められる、

なぞと決して考えないでください。シッカリした防水工事が必要です。

また変形の部屋しか確保できないとすれば、あなたは非常に幸運です。

そのときは神に感謝しましょう。

部屋の内面は平行面が無いほうが良いでしょが、通常は四角な部屋しかできません。

家具や機材を置くことにより、人工的に凸凹を作るしか方法が無いわけです。

私の部屋も四角ですが、寸法比を考慮した結果か定在波は気になりません。

残響時間についても、はじめから0.5秒以下、遮音性能は40dB必要であるとか考えません。

単純に近隣に迷惑をかけない状況が作れればそれで充分と考えましょう。

録音スタジオではないのです。

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3、について 床はコンクリートで処理します

通常住宅工事の床下はコンクリートで仕上げます。

コンクリート施工時にチョッと手を加えてください、防水と断熱です。

地面から湿気が上がるのもいけません。

丈夫な床を作らないと、LPの針飛びがおこります。

その場合、SPと機器間にCO目地を入れると床振動を遮断できそうです。

CO目地は部屋の四隅に上手く入れると重低音の対策として有効かも知れません。

これはどの書物でも指摘がありません。クラック防止にもなります。

くれぐれも防水工事を忘れないようにしてください。

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4、について 屋内の仕上げは木製とする

私はヴァイオリンの音が大好物なので部屋を作るとき、

ヴァイオリンの中に入ったらどんな感じで音が響くかを指標にしました。

ビオラの中でも、チェロの中でも良いのですが音が筒抜けの木造住宅とちがい、

密閉された部屋、響きの多い部屋に入るわけですから、綺麗な響きの中に居たい。

ですから、部屋の6面全部木材です。出来上がりは響き過ぎました。

しかし、良い音での響きすぎは対策があります。響かない部屋のほうが困難です。

間違っても素人が有孔ボードなどは使用しないことです。

孔の大きさ、厚みなどにより吸音特性が違うようです。専門家は計算の上使用します。

仕上げ材に関しては、「無量塔蔵六著・ヴァイオリン」を参考にさせていただきました。

英語でspruce、Swiss pine、maple、ドイツ語でFichte、Ahornなどの木材を使用するようです。

翻訳された類似日本産の木材とは音色が似て非なるものらしいです。

木材の育った環境が違いますから同種であれ、年輪の間隔、硬さ、など違って当たり前でしょう。

個人的には入手可能な木材で壁と天井は少々厚めで硬すぎない材料、

床は硬めで厚いもの、更に全てに合板は使用しない。

下地ボードは2枚で目違い張り、目地はテープで塞ぐ、入り隅もテープで塞ぐ。

通常は断熱材しか入っていませんので、防音効果はないと思って下地ボードの目地は

しっかり塞がないといけません、防音材を入れても塞いでください。

これはオーディオルームと隣室との隣接壁面と、隣室の外壁部900mm程度で充分。

床は当然木材ですが、下地のコンクリートが充分乾燥してから張りましょう。

後日のために必ず守ってください。

床材は古い学校の使い古しの床板材を削って使ってみたかったのですが、

入手経路がわからずに断念しました。壁の中に防音層を作るとか、GWを入れるとか、

一切しません。通常の断熱材の入った壁内構造です。

しかしボード2枚張りの裏に防音シートを張りました。

特別の防音シートの必要はありません。購入可能な一般的長尺ゴムシートでOKです。

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5、について 電気のコンセントは多めに取り付け

200Vのコンセントも取り付ける。時節柄TVの端子,電話端子、LANケーブルもつける。

普通の建物では室内のコンセントの数は3~5箇所程度でしょうか。

自分のシステムの状況に合せて増やします、器材が多いと20箇所ぐらい必要になります。

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器材は壁のコンセントと直接結びます、特殊な物以外テーブルタップからはとりません。

私は以前から200Vを100Vに落として使用していましたので、これは必需品です。

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いずれにしてもコンセントはおおめに、その上丈夫なタイプを選びます。

TELの配管は太めとし、後日配線を壁に這わせることの無い様にする。

配管経路も自分で確認してください。

全てのコンセントは、高価でなくてもよいから、頑丈なものを選択してください。

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6、について 照明、エアコンは通常のものでよい。換気扇は熱交換型とする

これは、あまり手をくわえません。換気扇はロスナイなど熱交換型とする。

少しは防音になります。消音チャンバーなど作り始めたら大変、ロスナイで充分。

エアコンも通常使用でよい。聞く前1時間も運転しておけばしばらくはOK.ダクトは難しい。

簡単な消音BOXも、やれば効果はあがるが?それより換気扇の枠廻り、

エアコンの冷媒管廻りの防音処理をしっかりしました。

全ての項目に共通の事項ですが、室内の配管廻りの処理を確実にしてください。

ボードと配管の隙間は必ずしっかり塞ぐこと。予算に余裕があれば温水の床暖房は

音がしないので良好です。自分が座るであろう場所1坪程度を。電気床暖房は?

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7、について 窓は出来るだけ少なくして、2重サッシ窓とする

ガラスは厚め。窓はサッシが付くわけですから、一枚余分につける。出窓とし空間は大きく。

2重サッシの空間は広いほうが良いが、敷地の状況にもよります。

エアタイト型の二重サッシもありますので、充分に検討の必要があります。

窓は唯一隣家に向かう開口部分で、怠ると一番盛大に音が漏れる場所です。

サッシだけではなく、窓枠廻りの壁との突き付けも、防音テープで塞ぎ漏れを塞ぎます。

サッシ1枚のチョッと、空間のチョッと、それから雨戸のチョッと。

外側の引き込み型雨戸の代わ代わりに、シャッターを付けて、聞くときは降ろすようにする。

室内側はカーテンをつける。

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8、について 出入り口の扉は、既製のものに手を加える

既製品の扉にチョッと手を加えて、扉の中に防音材を入れ、防音シートをはり、

仕上げ材で化粧する。扉は重くなりますから、蝶番とハンドルは頑丈なものを用いてください。

しっかり調整して扉の枠にしっかり扉が納まるように調整する。確実に何度も調整を行います。

防音扉のすごいのや二重扉は必要ありません。漏れても自宅内です。  

以上オーディオルームだけで普通の部屋の約15~20%程度の増額で納まると思います。

工事中には頻繁に現場を点検し、細部に渡り工事店と話し合いながら進めることが大切です。
防音専門店ではないので、自分が注意するしかありません。これが最も重要です。
  

     ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

下の2本は私の理想のスピーカー。

悲しいかな、この2本を最大限に鳴らす部屋と技術を持ち合わせていない、

上スピーカーは部屋を、下スピーカーは高度な技術と知識を必要とする。

勿論アンプ、プレーヤー、カートリッジなどの選択もあるが、

全てが合致すれば想像を絶する世界を覗き見ることが出来る。

     (この2本のスピーカーについては別ページを)

        Quadesl571  

        Gs1h

 

 

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