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2016年6月24日 (金)

家庭で喘息発作を起こし難くする・・・体験記

雨漏り・・・カビの発生・・・喘息に悪影響・・・カビの発生しにくい家作り
息子は以下の方法により家にいるときは喘息発作を驚くほど少なくすることに成功しました。

        Memory034_3

昭和 56年頃より息子の喘息が始まりました。写真の一番左側の子です。

この頃は喘息の発作は出ていません。

現在は結婚もし、子供も生まれ元気に働いています。

現在のように回復してくれるとは、思いもよりませんでした。

丁度この写真を写した当時、都内で、かつ国道1号線脇に住んでいましたが、

その当時は全く兆候がありませんでした。都合でこの写真の7ヶ月位後郊外に引越し、

その半年後息子に喘息の発作が現れました。主なアレルゲンは「ハウスダスト」。

都内より空気が良いだろうこの地で「喘息がでるとは」。

以前の環境のほうがこの子に合っているのかと考え、

以前の住居の近くに(国道1号線脇)半年ほど部屋を借りて引っ越しましたが、

結果は全く変化ありませんでした。また郊外に戻りました。

それからは喘息の本を読み漁り、良いと言われるところには、できる限り通わせました。

しかし夜になると、また近くのお医者さんを訪ねる毎日が続きます。

何年経っても全く改善されません。

ある夜非常に激しい発作に、息子を病院に連れて行き何とか発作がおさまり、

自宅に帰りました。そのとき息子が私に言いました。「お父さん、僕死ぬかと思ったよ」。

これを聞いたとき私は全身に言いようのない戦慄がはしり、居たたまれない思いで

一晩まんじりともしなかったことをハッキリと覚えています。

自分が出来ることは、自分は何をしたらいいのか、今まで全て息子のことは

妻にまかせて、お医者さんや他人に全て頼っていました。

息子の看護はこれからも妻に頼まなくては仕事にならない。

私なりに出来ることは、私しか出来ないことはなんだろうか。

それまでにで購入した喘息の本十数冊を徹底して再読し、その中で云われる共通事項は

なんだろうか。それが喘息治療の中核を(基本)となるものに違いない。

そしてどの本にも共通しているのは生活居住環境の改善でした。

* * * * * * * * * * * * * * *

家を徹底的に修理するとして、当時の家は昔の住宅様式で建ててあるため、

それほど古くはないものの、ダニのすみかとしては最適な建物。

壁は塗り壁ですから、触れるとボロボロ落ちます、埃とダニには快適な住居。

塗り壁は見た目は綺麗なんだが。

床は畳の部屋ばかり、これもダニの住処としては最適の条件、

床下は土のまま、湿気は上がり放題、これもカビの原因。

外壁はラスモルタルにリシン、雨のときは、かなりの量がクラックを通って

屋内に侵入します。侵入すると壁の内部に大量のカビを発生します。

押入れは常にジトジト、スノコを置いてあっても常備湿っぽい、強いカビの臭い。

屋根は波ブリキ板仕上げですが施工ミスで雨漏り。雨漏りは商売ですから

直すことが出来ますが、気が付いたときには天井裏は雨漏りのシミでいっぱい、

建て売り物件ですが完璧な設計・施工ミスです。

土地の条件として、敷地の東側土中に地下水の流れがありまして、

道路を隔てて向かいの畑に綺麗な湧き水が顔を出しています。

地下水ですから止めることは出来ないでしょう。

どう考えても部分修理では解決にならない。

建て替えて、上記の悪条件を全てクリアーするしか方法がない。

中途半端な修理で、後日悔いが残るといけない。ある喘息の本に、

「医者が患者の家に行き、子供の部屋から喘息に不都合な物を室外に出したら、

部屋の中には何も残らなかった」というのを読んだことがあります。

そんな部屋は部屋として機能しませんので最大限自分の理想に近づける事とします。

計画に3年、工事準備や設計図書の打ち合わせに1年、

工事着工から完成までに6~7ヶ月ほど掛かりました。

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計画通り徹底的にカビの発生しにくい住宅作りに専念します。

特に半地下の物置を作りますので、この部分の防水工事をシッカリやります。

物置の下(土中)は地下水の通り道になっています。

このままでコンクリートを打ちますと、すぐさま物置の中に水が浸入し、カビが発生します。

これは今まで仕事で嫌と言うほど目にしています。

都心の有名ビルやマンションで地下室に漏水し、カビ臭い中で作業も出来ずに、

空室になっているのを何カ所も目撃しています。

コンクリートは通常それほど高密度で打設することは出来ません、

シッカリした防水が必須です。

コンクリートを打てば水は浸入しないなどと、断じて考えないで下さい。

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まず半地下用の穴を掘ります。この時点で地下水が盛大に湧いてきましたから、

できるだけ汲み上げ床コンクリート打設箇所を確保し、捨てコンクリートを打設します。

コンクリートの表面が乾燥したらコンクリート面の防水を壁面より広く完璧に行います。

防水材硬化後、床と壁のコンクリートを打ちます。

乾燥後壁面(土に接する面)と床防水層との繋ぎ防水を行います。

地下水は無理に止めようとしても止められません、ですから流れやすくします。

半地下の物置天井はGLより 500mm以上高くする。

半地下物置の中を、乾燥する期間は強力な換気扇で乾燥させ、

梅雨時期は除湿機で湿気を取り除く。

地下の物置や部屋の床下は、年間を通して常に乾燥状態が保てる環境を造ります。

間違っても各部屋で乾燥期に加湿器を試用するなど、

喘息の子供がいる場合決してしないことです。

適度な湿気を空気中に加える加湿器はありません。

必ず湿度が増加し部屋のどこかが結露します、それも見えない、気がつかない場所に!

結露したらカビが発生します。カビ、ダニの発生源は徹底して断つ。

居住建物の土間は必ず防水シートとコンクリートで仕上げます。

湿気が上がってくるのを断ちます。

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家の内部仕上は床、壁天井ともに木仕上とします。

これは雑巾で簡単に拭き取ることが出来るからです。高級な木材を使う必要はありません。

充分乾燥した合板で充分です。通常空気の湿度でしたら、曲がったり反ったり、腐ったりしません。

簡単に拭き取れるように木材表面に樹脂塗装します。

私は無色のウレタン樹脂を塗装しましたが、人によっては化成品に反応する場合もあり、

シックハウス症候群対応の樹脂もありますので、調査、検討する必要があります。

外壁はサイディングが水が浸入し難い材料でしょう。

吹き付け仕上げ材は喘息対策にはなりません。また近頃出窓が流行のようですが、

種類によっては水が容易に浸入しやすい箇所ですから、形状をよく検討してから

使用します。窓廻り、換気扇廻り、電話線配管、ガス管、電気配管などの止水工事も、

見落とすこと無く充分検討します。

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建て替え中、半年ほどマンションを借りましたが、息子の喘息が以前より症状が悪く、

心配していました。

自宅が出来上がり引越しも終り、借家を返す前に掃除をしようとマンションに行きました。

私は仕事で引越しのとき居ませんでしたので、マンションの家具のない部屋に入り

ビックリしました。箪笥やダンボールの置いてあった床、壁がカビだらけ・・・。

床は畳とカーペットの部屋でしたから、ダニは相当いたでしょうが、

カビが是ほどとは、症状が悪くなるわけです。

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建て替えてから息子の喘息症状は、借家から引っ越したその日から

信じられないことですが、今までのことが嘘のように改善されました。

その頃息子は学生ですから合宿や友人の下宿などで症状を悪くしてきたことは

あるようですが、家にいるときは本当に安心していられるようです。

喘息は一生付き合わなくてはなりませんが、自宅に居る時くらいは、精神的にも

安心してくつろげる生活環境の再構築が最重要課題と痛感いたしました。

妻は掃除や食事のことで息子が独立するまで努力をしてくれました。

勿論、喘息は一生の付き合いになりますから、お医者様との関係も重要です。

それと、家族一丸となった結束が何より大切であることを痛感しました。

これは私の生活環境の再構築ですが、その家庭や症状により方法が違うと思います。

概略ですが我が家の場合は以上のようにして、息子の喘息発作軽減に成功しました。


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